出た〜、誰も持ってない瀬戸の盃が〜!
これは持ってないでしょう。
珍しいついでにもう一つ。室町時代の玳玻盞瀬戸天目盃の出品です。
(珍しいからって、いいもんとは限らないでしょ)
確かにそうだけど。
うるさ〜い、静かにしてて。こっちはもういい気分で酔っ払ってんだよ。
以前瀬戸の何かを出品したときに、五客で数百万円してたと話しましたが、実はこの玳玻盞瀬戸天目盃の事なんです。
もとは13世紀の南宋時代、吉州窯の玳玻天目茶碗の流れを汲んだ焼き物で、日本へは南宋貿易で多くもたらされ、室町時代から珍重されてきたんです。
その憧れから、それを真似て瀬戸で作られたものなんです。裏の側面、糸切り高台迄、灰釉(透明釉)が掛けられて拭き取られているようです。
雑器生まれの山盃とは時代、糸切り高台等共通点も多いですが、製作目的・工程等、全く別物の焼き物なんです。
だんだんその気になってきたでしょ。
灰釉の上に黒釉を流すやり方、もしくはその逆。国宝だってあるんだから。(玳玻天目茶碗の場合)
カラーの五客が載ってた本は見つからなかったけど、一客の瀬戸天目茶碗はありましたので参考にどうぞ。(最後の画像)
これが天目茶碗だったら650万円します。
(ホントなの?)
ふん、ホントだから。本に書いてあるでしょ。
サイズは、口径5.6✕高さ2.3cm位のかわいい盃です。
口縁に銀直しがあります。
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